あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

【2019秋ドラマ】初回感想②同期のサクラ・4分間のマリーゴールド・時効警察はじめましたetc

「ドラマは最初から見たほうが絶対おもしろい!!」を信条にしている私が、各ドラマの初回感想を足早に話します第2弾~!あくまでも初回感想なので、途中から急激に面白くなったら各所でゴリ押ししますね。今期はいつもより時間に追われています!

 

放送終了後一週間までは、TVer(https://tver.jp/)などの各配信サイトで無料配信を行っているので、気になる作品はぜひチェックを!といっても『同期のサクラ』は本日放送ですね、あちゃー!

 

『同期のサクラ』

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病院のベッドに横たわり、意識の戻らないまま人工呼吸器につながれた女性・北野桜(高畑充希)。知らせを受け彼女の元に駆けつけたのは、携帯にたった4人だけ連絡先が登録されていた会社の同期、百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)だった。その10年前の2009年、春―。大手ゼネコン・花村建設の新入社員となったサクラは入社式に急いでいた。(公式HPより抜粋)

 

初回満足度:★★☆✰✰

 

脚本家・遊川和彦が手掛ける令和初のテレビドラマが、高畑充希×『過保護のカホコ』チームが再集結した『同期のサクラ』だ。タイトルが「○○の○○(名前)」となっているのも、一風変わった主人公が周りの人たちに影響を与えていく流れも、遊川作品のドドドドドドドドド定番と言える。……私はど~~~~~も『○○妻』以降の遊川作品が苦手で、見るたびに難癖をつけてしまう。(でも『初めまして、愛しています』は良い)今回もフラットな視点を心がけて、一応心がけて、書いていきます!

 

まず、内容自体に新鮮さや真新しさは無かった。主人公のサクラは、超がつくほどマイペースで、おかしいことにはおかしいと声を上げる“忖度”しない性格だ。新入社員のサクラが始めに取り組んだことは、配属先を左右するグループワーク。グループワークでも一切妥協しないサクラに対し、グループのメンバーたちは疲れと不満が募っていき、まさかの発表前日に仲違い!当日になってサクラが不在のまま発表を進めるも、上司に盲点を突かれたメンバーたちが慌てふためいたところに、遅れてサクラが登場する。手にはバージョンアップした橋の模型。最後まで妥協できなかったサクラは、一人で徹夜をし、指摘をカバーする完璧な模型を作り上げてきたのだ。しかしなぜか社長賞に選ばれたのは、めちゃくちゃ手抜きな他グループの作品。誰もがおかしいだろ……と思っていたら、そこへ「なぜあれを選んだのですか?他の作品の方が社長賞に相応しいです」と物申すサクラ。いやいや君ぃ、自分たちのグループが選ばれなかったからって文句を言うのは……と上司の椎名桔平がニヤつくと、サクラ「いえ、私たちではなく○○班(他グループ)こそ社長賞に相応しいと思います」とあ~~~~~~ここまで全部想像つく~~~~~~~!!私は遊川和彦なのか?私が遊川和彦なのか!??(違う)

  

内容はオーソドックスかつベーシックだが、制作陣が注目してほしいのは話の構成の方かもしれない。今作では1話=1年と見立て、サクラと同期たちの10年間を振り返っていくそうだ。なぜ“振り返る”形になっているのかというと、現在のサクラが意識不明の状態で人工呼吸器を繋がれているからだ。うーん、こういうのもねえ…すごく遊川さんらしいんですよねぇ…。『純と愛』のように、ヒロインが最後まで目覚めない展開だけは勘弁してほしい。

 

しかし、なんといっても『同期のサクラ』はキャストが豪華!高畑充希を始め、橋本愛、新真剣佑、竜星涼、えっ岡山天音まで……!?20代の手慣れ勢を、これでもかと言わんばかりに集めている。第一話では「あんたのこと、仲間なんて思っていないから」と吠えた橋本愛がすんばらしかった!というわけで、こんなに言いつつも私は『同期のサクラ』を諦めきれない。頼む、頼むよ遊川さ~~~~~~ん!!!!!!

 

 

『ミリオンジョー』

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千道社 『週刊少年グローリー』編集部・呉井聡市(北山宏光)は、累計発行部数3億冊突破の国民的大ヒット漫画『ミリオンジョー』を担当するマンガ編集者。そして、グローリーで10年以上連載を続け、人気NO.1を走り続けるモンスター級のマンガ『ミリオンジョー』を生み出すのは漫画家の真加田恒夫。極度の人間嫌いで、対面できるのは呉井とチーフアシスタントの寺師のみという変人だ。呉井はたまたま真加田の担当になっただけのやる気も愛情もない編集担当だったが…。締め切り間際のある日、呉井の元に一本の電話が…。(公式HPより引用)

 

初回満足度:★★★☆☆

 

えっ、ドラマParavi枠なのに「もう一つのエピソードはParaviで配信!」とかしないんですか!?それだけで好印象。元漫画家志望の編集者が、担当中の人気漫画を作者不在の中でどうやって支えていくかという話。なぜ作者不在なのか……は、メインビジュアルを見たら御察しですね。続きは気になる。

 

 

『4分間のマリーゴールド

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救急救命士として働く花巻みこと(福士蒼汰)には、手を合わせた人の「死の運命」が視えてしまう特殊な能力があった。最期の様子をビジョンで視てしまった患者に対し、みことはあらゆる手を尽くすのだが、一度視た運命はいつも必ず現実になってしまう。助けたいのに助けられないジレンマを抱えながら、それでも日々救急救命に全力を尽くしていた。(公式HPより抜粋)

 

初回満足度:★★☆✰✰

 

 

主人公(福士蒼汰)はなぜか、手を合わせた人の最期が見えてしまう特殊な能力を持つ。しかしなぜ救急救命士といういばらの道へ……!?と頭を抱えていたら、彼が正式に能力を自覚したのは就職後のことらしい。私なら辞めてしまいそう!

全体的に少し歯に浮く感じがしてて、それが原因なのかは不明だが、2000年代前半くらいのノスタルジックな雰囲気を感じる。いいか悪いかではなく、血の繋がりがない“義姉”の描写もすっごく青年誌っぽい。この手の主人公に福士蒼汰はドドドドドドドドド鉄板だけど、悪女を脱却した菜々緒はどうなのか。希望を言うと、菜々緒様にはまだまだ意地の悪い女を演じていてほしい。

 

 

時効警察はじめました』

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 時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)はある日、総武警察署の食堂で働く女性から、冷蔵庫に入れっぱなしになっていた遺留品の箱を預かる。それは箱に書かれた「要玲蔵(かなめたまぞう)」という文字を誰かが「要冷蔵」と読み間違え、時効を迎えてから10年にもわたって冷蔵庫に保管していたものだった――。(公式より引用)

 

初回満足度:★★★★✰

 

結婚できない男』と同時期に『時効警察』シリーズを履修した。チープとディープのの狭間を行く、他では作れない唯一無二の作品だと思う。「要玲造(かなめたまぞう)」を「要冷蔵」と間違えるって、どんなセンスをお持ちなのですか…!今回が初見になる方々も、わりと付いていける内容だとは思う。楽しむコツは「考えるな、感じろ」。

変わらないキャストと変わらないテンションの中で、今作から新規投入されたのが、新米刑事の彩雲(吉岡里帆)と鑑識の又来(磯村勇斗)。欲を言うならば、彩雲は又来と同じくらいの比率で事件に関与してほしい……。吉岡里帆の無垢なあざとさが炸裂しちゃってるのよ…新ヒロインポジション来ちゃう?来ちゃう?今回のメインビジュアルが3人横並びなのもすごく気になる。三日月の対抗馬にはならないでほしいなぁと。でも相変わらず、良い感じに岩松了わけわかめなので最高です!

 

 

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というわけで、初回感想第2弾でした!2話以降はTwitterで実況をしています。ぜひ第3弾もお付き合いください~!