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【なつぞら】127話の(私的)あらすじと感想~なつよ、そのビラを言い値で売ってくれないか~

 どうも、明日菜子です。今日も今日とて、なつぞら

 

127話「なつよ、優しい我が子よ」

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前回はこちら↓ 

asunako-hakusho.hatenablog.com

なつがアニメの作画監督に任命される

 

山川社長と制作部の部長から、なつは正式に作画監督を打診される。作品名は『キックジャガー』。キックボクシングを題材にした人気漫画が原作だ。優を預かってくれる保育園はまだ見つかっていないが、なつは二つ返事で作画監督を引き受けることにした。

***

 

 

作画監督は全ての作画に目を通し、絵の質やキャラクターを統一しなくてはならない激務です。意地で引き受けることはないですよ。契約にしろなんて、もう言いませんから。」

 

山川社長がなつに言ったこの台詞が、私はとても意地悪に聞こえてしまった。なぜ“無理して引き受けることはないですよ”ではなく、「意地で引き受けることはないですよ。」と脚本に書いたのだろう。そんな風に言われてしまったら、私たちは「なつは本意ではなく、意地で作画監督を引き受けようとしているんだ」と受け止めるしかないじゃんか。以前のようなアニメ制作における情熱がまだ少し取り戻せていないように見えていたけど、ここにきて「おっしゃる通りですよ」と言われたような気分だ。

 

 

なつぞら』は、なつが母になり、仕事と家庭を両立していこうとする今こそが正念場だ。個人的には周りの人に恵まれすぎている環境も、十分すぎるほど理解がある夫がいてもいいと思う。おそらく10枚書かなきゃ……と言っていたビラも秒で終わるだろう。でも、いやいや道を耕していくのではなく、おんじのように生き生きと道を切り開いていってほしい。『キックジャガー』も楽しそうな話だ。キラキラと輝く目で絵を描くなつに、また会いたいと思った。