あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

とても優柔不断な私が決める年間ドラマBEST10【2018】

お題「2018年を振り返る」

 

年末の皆さんのツイートを見て勝手な使命感に駆られ、筆を取りました。自分でランキング付けすると記憶が鮮明な作品を上位に選んでしまう恐れがあるので、一人ソートサイトを作り、最終的にロボットに決めてもらいました。ちなみに完走したのは54本。本能の赴くまま、そして何よりも年を越す前に書きあげることを目標に突っ走ります!!!!!!!!年末年始の「お供」の判断材料にでもしていただけると幸いです。

 

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第10位:あなたには帰る家がある(TBS金曜22時/春ドラマ)

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金曜ドラマ 『あなたには帰る家がある』|TBSテレビ

 

昨今の不倫ドラマはもはやファンタジーの一種。過激描写やありえないっつーの!(©︎牧野つくし)的な展開の連続で、さすがの視聴者もヘトヘト。しかしあな家が描くのは不倫のスッタモンダの「その先にあるもの」で、家族の在り方や自分の生き方を改めて考えさせられる作品でした。飽和状態だった不倫ドラマ業界に一石を投じたと言っても過言ではありません。「あなたには帰る家がある」と言いつつ、顔が玉木宏なこと以外取り柄のない男・秀明の帰る家が一向に現れる気配が無いのが見どころ!

 

▼「面白いから見るべき」と第10回目放送直前に書いた記事はこちら(遅い)

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

第9位:コンフィデンスマンJP(フジテレビ月曜9時/夏ドラマ)

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コンフィデンスマンJP - フジテレビ 

 

月曜の憂鬱さをも吹っ飛ばしてくれる泥棒3人の痛快コメディー!これぞ月9の看板に相応しく、今後月9をご担当される方々には是非履修していただきたい作品ですね。

 

第7位:女子的生活(NHK金曜22時/冬ドラマ)

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ドラマ10「女子的生活」 | NHKドラマ

 

志尊淳がトランスジェンダーを演じ、話題に。そして本当に志尊淳が素晴らしかった!!放送回数はわずか四回ながら、闘う主人公・ミキの生き様がありありと伝わる作品でした。

平成も終わろうとしている今、ミキが生きる世界は決して優しいものではなく、今でも心無い差別や偏見が溢れています。そこに現れたのが、かつての同級生・後藤(町田啓太)。この後藤が本当に良いやつなんすよ…!!!お前がモテないとか世間がどうかしてるよ!もし下を俯きそうな方がいたら見てほしい。性別立場関係なく、奮闘するミキの姿は頑張るあなたの背中を押してくれます。

 

▼「絶対見てほしい」と放送終了後に書いた記事はこちら(遅い)

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

第7位:昭和元禄落語心中(NHK金曜22時/秋ドラマ)

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昭和元禄落語心中 | NHK ドラマ10

 

#勝手にドラマ大賞2018秋(私が毎シーズン行う)でも勝手に作品賞に選ばせていただいた。アニメとは違う形で原作の魅力を引き出した「実写化作品」のまさに理想形。特に山崎育三郎の助六が最高で、どんだけ器用な役者なんだと恐ろしくなった。芝浜での「また夢になるといけねえ」が忘れられません。あと与太郎役の竜星涼がこれまた良いんですわ…!普段トリッキーな役を当てられがちな彼ですが、真っ直ぐな与太郎もとても魅力的でした。

 

第6位:モンテ・クリスト伯(フジテレビ木曜22時/春ドラマ)

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モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐― オフィシャルサイト - フジテレビ

 

とりあえず3話まで見て。

と言いつつ、私は序盤から結構楽しんでいました。世間的には3話まで忍耐ゾーンらしいですが、モンクリは一話からみないとワケワカメなので是非一話から見てください!コンプライアンス何それおいしいの?と言わんばかりの躊躇いの無い復讐劇に毎回唖然、リアタイ時の私はほぼほぼ息を吸えていなかった(体感)。原作が明治時代でしかも外国が舞台だなんてことを忘れるほど、一つの作品として成立しています。高貴の塊・おディーン様を主役に置き、脇をガッチガチのキャストで固めている所がクゥ〜〜憎い!!やらしい!本当やらしい!!(褒めてる)一時間があっという間で、毎週木曜日が楽しみで楽しみで仕方なかった。来週へのワクワク感という連ドラの醍醐味を味わえる作品…ってじゃあ今から見たら醍醐味味わえないじゃんと思う方。こちとら、そんな貴方が羨ましいです。あの拷問のような一週間を体験せずに続きがすぐ見れるんですもん。死ぬほど羨ましいです。

 

▼見てほしいと5.6話放送時点で書いた記事(私にしてはまあまあ早い)

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

第5位:アンナチュラル(TBS金曜22時/冬ドラマ

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金曜ドラマ『アンナチュラル』|TBSテレビ

 

「最近のドラマ本当つまんねぇよな」と言う人に、真っ先に見せてやりたい。野木さんの真骨頂はオリジナルにありますね。一話一話にテーマがあり、何処から見ても何度見ても面白い中、若き才能が光りまくった「死の報復(ゲスト:泉澤祐希)」と「殺人遊戯(ゲスト:望月歩)」が個人的な推し回です。脚本・演出は勿論、キャスティングのセンスが抜群!脚本のポテンシャルを余すことなく発揮できるキャストは、あのメンバー以外考えられません。

余談ですが、一月から始まる月9がアンナチュラルと比較されボロクソに叩かれそうで今から勝手に心配してる。

 

第4位:隣の家族は青く見える(フジテレビ木曜22時/冬ドラマ)

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隣の家族は青く見える - フジテレビ

 

私が沼にハマった「ラスト・シンデレラ♡」の脚本家・中谷まゆみさんが描いた今作。となかぞでも、気付けば沼にいました。深キョン×松ケン夫妻の妊活ドラマかと思いきや、現代のあらゆる多様性をテーマにした作品。事実婚、ゲイカップル、そして普通だと思っていた家庭にも悩みがあったのです。

人の幸せを願っている場合じゃないのは百も承知で、それでも願わずにいられなかった深キョン松ケン夫婦の幸せ…!来世は深キョンに生まれたいし、来世は松ケンみたいな旦那さんが欲しい。そしてわたさくフォーエバー…!単純野郎なので、気付けばDISH//のCDが家にあった。

 

▼これも最終回二話くらい前に書いた記事(とても遅い

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

第3位:義母と娘のブルース(TBS火曜22時/夏ドラマ)

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火曜ドラマ『義母と娘のブルース』|TBSテレビ

 

この夏の大本命!序盤にナンダコレと思っていたのも束の間、すっかり虜になっていました。枠が同じで契約結婚絡みだからか何かと逃げ恥と比較されがちだけど、ぜんっぜん別物。

綾瀬はるか演じる亜希子さんがこれまた良い人で(ギボムスワールドには基本良い人しか存在しない)、それが作品の心地良さにも繋がった。そして何と言っても 竹  野  内  豊!!!佐藤健井之脇海も良いけれど何と言っても 竹  野  内  豊!!!90年代、ビーチボーイズなどで世間の女子をキャアキャア言わせた彼が平成最後の夏、またもやお茶の間を席巻しようとは…!!ご本人には最低でも120歳くらいまでは長生きしていただきたいし、日本政府はどんな手を使ってでも竹野内豊のクローンを生み出すべき。次の時代で是非お願いします。

 

第2位:透明なゆりかご(NHK金曜22時/夏ドラマ)

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透明なゆりかご | NHK ドラマ10

 

文科省の皆さーん、ここですよ〜!!

自身も発達障害を抱えた見習い看護師のアオイが、町の小さな産婦人科で奮闘する物語。産婦人科ものだと「コウノドリ」が挙げられますが、それとは180度違うアプローチで攻めています。17歳のアオイが立ち会う現場は、中絶・母体死亡・未成年出産と想像を絶するものばかり。民放ではちょっと放送できないかもしれません。目を背けたくなるような重いテーマを扱っていても、透明感と柔らかさがある作品に仕上がったのはひとえに主演・清原果耶ちゃんのお力…!ある種の浄化作用のようなもの(間違いなく特集能力)を持っているんですよね、芝居も良いけどナレーションの威力が凄まじいです。ザ・ノンフィクションのナレーションをした日なんかには、内容に関わらず滝のような涙を流しそう。NHK最大のラッキーは、清原果耶という女優に出会えたこと。次の時代でも語り継がれるべき作品です。

 

第1位:記憶(BSフジ水曜22時/春ドラマ)

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『連続ドラマ「記憶」』|BSフジ

 

贔屓目なしに見ても、どう考えても一番だった。

テレビにも出演するような有名弁護士がアルツハイマー病に侵され、自分の生涯をかけてある事件の真相究明をする物語。一見関係なさそうに見えますが、共通するのは「人としての尊厳」なんですよね。韓国ドラマのリメイクですが、非常に良く出来ていて何でフジテレビは地上波プライムで放送しなかったのか甚だ疑問。全12話で枠からはみ出ようとセンシティブな題材だろうと、地上波プライムで放送すべき。今からでも遅く無いので、来年の秋ドラマらへんで地上波プライム放送してほしい。視聴率20%は間違いなくいくし、ドラマ好き10人に見せたら10人が面白いというであろう変な自信があります。え?私?

 

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勿論作品には出演しておりません!(©️アンジャッシュ渡部)

 

でも大恋愛が話題を掻っ攫っている中で追随するように地上波夕方枠で再放送していた心意気は嫌いじゃないぜ…!

ちなみに私はぎぼむす並みに泣いた。とても良い作品だし、もっと沢山の人に見てほしい作品なので一位にしました。そして万が一フジテレビ関係者の方がいらっしゃいましたら、これを是非とも地上波プライムに持ってきてください。月9でも良いと思いますが「月曜から重い」と言われるのが目に見えているので、木10で大丈夫です。

 

▼入りきらなかったドラマ▼

家政婦のミタゾノ2(テレビ朝日金曜23時/春ドラマ)

おっさんずラブ(テレビ朝日土曜23時/春ドラマ)

・dele(テレビ朝日金曜23時/夏ドラマ)

バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜

(テレビ東京水曜22時/夏ドラマ)

・獣になれない私たち(日本テレビ水曜22時/秋ドラマ)

 

ちなみに11位はdeleでした…!単に好みの問題で、クオリティではTOP3入りします。順番はさておき、どれも質の良い作品だと保証します!

 

▶年末年始の暇を楽しみたい(誰もが楽しめる)

アンナチュラル・ぎぼむす・あな家・コンフィデンスマンJP・ミタゾノ

▶イケメン・美女を見たい(キャラ萌えが強い)

アンナチュラル・となかぞ・コンフィデンスマンJP・おっさんずラブ

▶気合を入れてドラマを見たい

記憶・モンクリ・dele

 

をオススメします!NHK勢のクオリティは素晴らしいけど、年末年始に見る作品ではないな…

 

▼単発ドラマ部門▼

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黒井戸殺し - フジテレビ

 

 

2018年は本当に豊作で「こんな面白いクール二度とこないわ…」と思っていたら、次のクールも面白かった…!が続く、神がかった1年でした。こんなにヒット作が生まれて2019年は大丈夫…?と勝手に心配していますが、素人の無駄な心配で終わることでしょう。

私がドラマをここまで見るようになったのは、仕事からの現実逃避がきっかけです。やるべきことはあって、でもどうしても出来なくて、逃げるようにドラマを見始めました。すると面白いのなんの。この面白さを共有したい~と思い、友達に「昨日のドラマ見た?」と聞きまくったら皆口揃えて「見てない」って言うんです。愕然としましたね。そこで始めたのが明日菜子名義のブログとTwitterです。「今のドラマの面白さを、一人でも多くの人に知ってほしい!」こう見えてあんな記事書いておいて、根底には強い気持ちがあります。

 

2018年は明日菜子な私にとっても、嬉しい一年になりました!一人でも多くの人に伝えたいと思っているので、どんな形であれ沢山の人が見てくださったり、フォロワーや読者の方が増えてくださるのはシンプルにとても嬉しいです!ありがとうございます!

過去の記事を「あちゃー」と思いながら貼りましたが、記事を読んでくださった方々には感謝の言葉しかありません。来年は「あちゃー」と誤字が減るよう精進します!

 

来年もどうぞよろしくお願い致します。皆様にとって、素敵な一年になりますように!