あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

【Heaven?】5話感想~川合くんは、ドジっ子から天使になった~

どうも、明日菜子です。先日Twitterが凍結したので、ブログにて感想を書きます。

  

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*あらすじ

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先日、知り合いがHeaven?の原作ファンだと知った。比較的ドラマにしやすい内容だと思って見ていたが、初回で視聴をやめてしまったらしい。確かに「一風変わったレストランで変なオーナーと個性豊かな従業員が繰り広げるドタバタコメディ」ならば、一見おもしろそうに見える。だけど残念なことに、ドラマ版Heaven?はイマイチ良さを出せていない。

 

でも、キャストは良い!繰り返す、キャストは良いんだ。

特に私が推すのは、今作イチのドジっ子・川合を演じる志尊淳。栗色のマッシュヘアーに、零れ落ちそうな黒目がちの瞳をしたドラマ版の川合くんは、私たちが思い描く“THE2次元の男の子”だ。通常ならば、売りたい新人俳優にあてがわれそうな“いかにも~”な役どころだろう。しかし抜擢されたのは志尊淳、若手ながら演技力の化け物だ。あの志尊淳があえて若手のふり(私にはそう見えるだけ)をして“いかにも~”な川合くんを全力且つ巧みに演じている。その絶妙なアンバランスさに、なぜか私は萌えを感じてしまうのだ。

 

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第5話では川合くんにスポットがあたり、川合くんが“使えないただのドジっ子”ではなく“使えないけどめちゃくちゃ良い子"だと判明した。オーナーに会えば必ず「オーナーこんにちは!」と言う川合、賄いを食べたら「今日もおいしかったよ、いつもありがとう」とシェフに必ず伝える川合、食後の歯磨きを忘れない川合、普段から伊賀くんのことを(恐らく)神様だと思っている川合、大幅に遅刻をしても伊賀から借りたサービスの本を取りに行きたかった川合、「気分悪いわ!」と怒るクレーマー・アンミカにそっと胃薬を差し出す川合。そう。川合くんは使えないけど良い子なのだ。

 ……最後に川合くんがてへぺろ☆と思わず星が飛びそうなキメ顔をしたとき、私は人が天使になる瞬間を見た気がした。ありがとう川合くん、ありがとう志尊淳。なんかよくわからないけどありがとう。準主役の観もド級の良い人なので、「良い子×良い人」で構成された第5話はなんとも尊い世界だった……。

 

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(ご飯を食べる時にきちんとナフキンをつける川合くん……)

 

とは言うものの、先述した知り合いにドラマ版を再度薦めるかと聞かれたら、多分しない。題材は面白いし(原作のイメージと合致するかはさておき)キャストは良いのに、イマイチ前のめりに見ることが出来ないからだ。小学生が考えたのかと思う生首演出も相変わらず蛇足。特にメッセージ性がある作品でもないので、“で?”感も否めない。

でもキャストは良い、キャストは良いんだ!(三度目)実は石原さとみも大好きな私。さとみや志尊淳、そして愛すべき役者たちを“諦観の笑み”で今後も見守ろうと思う。