どうも〜!明日菜子です。2025年12月31日ですよ……おかしいな、3日前までは余裕があったはずなのに。
2025年ベストドラマ総評
今年もリアルサウンドさんで年間ベストドラマ記事を、そして31日には、ベストカップル記事も出させていただきました。リアルサウンドさんのおかげで、年末まで悩まずにすみます、ありがとうございます!
今年からYouTubeを始めたので、苦しみながら年間ベストを決めるだけの動画も撮ってみました。批評は書き手の顔が見えないのが常なので、いっそのこと苦しんでる姿を知ってもらったらいいんじゃないかと思ってやってみたんですが、想像以上に苦しんでます。なんといっても今年は、『ぼくほし』と『続・続・最後から二番目の恋』どちらを一位にするか激しく悩んだ。そして『阿修羅のごとく』をどこに入れるかも悩み、さらに10位圏内に入れたい作品が+3ほどあったので悩みました。
ちなみに10位以降は、『ひらやすみ』『シナントロープ』『東京サラダボウル』とつづくんですが、この三作品が入らなかった時点で、今年はかなり豊作だ……!『ひらやすみ』は最終回の着地が特に良かった。モラトリアムを描いた作品って、モラトリアムからの卒業や成長で終わることが多いんですが、ヒロトくんが最後まで変わらないのが良かった。『今夜すきやきだよ』で、アセクシュアルのともこちゃん(トリンドル玲奈)が「私は今の生活を愛してる」というシーンが大好きなんですが、それに近い豊かさを感じた。『シナントロープ』のアフロvs染谷将太は、今年のドラマシーンにおけるハイライトのひとつ。「わからない」のに「おもしろい」という圧巻のストーリーテリング。普段ドラマを見ない人にも、ぜひトライしてほしい。配信版の最終回は、未公開の映像が+12分あるそうなので、年始にもう一度見ようかな。『東京サラダボウル』もほんとうに素晴らしく、今年の一月に本作が放送された意義をあらためて感じる。奈緒ってなんでもできるねん、奈緒って200色あるねんと私の心のアンミカが言ってたよ。
最終回感想をつぶやいてない作品がちらほらあるんですが、今年は128本みました!年末で記録を伸ばしたかったんだが、叶わず……。苦しみながら選んだベスト10をあらためて眺めてみると、、いや〜今年はしんどい年でしたね!とにかく「連帯」や「共生」を描いた作品に心惹かれまくっている(笑)大変だったけれど、その分ドラマがあるから頑張ろう、と思うことが多かった。
ドラマは映画よりも、企画→制作→公開のスパンが比較的短く、世の中の“いま”を反映しやすい傾向にある。といっても、すぐに作れるものじゃないので、早くて次々クールとか来年くらいにそういった作品が出てくるのだけど、今年は不思議なことに、“いま”求めていた作品が“いま”きた!!!と思うことが多かった。作品を通して、自分が見過ごそうとしていた傷に気付いたり、ひとりじゃどうにもならなかったことが、ちょっと救われたり。無理ゲーと声を上げたくなる世の中で、テレビドラマが繋ぎ止めてくれてたのかも……と思う年だった。
正気を保ったまま選んでも第1位〜第6位までがNHKだった昨年のベストと比べると、今年は民放が多いんですが、やっぱ今のテレビドラマ界を牽引してるのは、NHKそしてNetflixだなぁと思います。しかしほんとうに今年のドラマもすごかった。来年はどうなっちゃうんだろうと楽しみで仕方ありません!
お仕事のこと
今年も明日菜子の発信を楽しんでくださったみなさん、そしてお仕事をくださったみなさん、本当にありがとうございました!今年の3/4がドラマウォッチャー専業だったこともあり、例年にないくらいドラマの仕事に集中できた。去年は「なんと今年は単発22本+連載1作(10本)で33本も書いた……!すごく頑張った……!」と書いてたんですが、今年はコラム52本(そのうち2作はドラマ振り返り連載)+動画6本+Podcast2本+トークイベント1件……あと、公表していない仕事がちらほらと、とにかく頑張りました。
特に今年は、年始から年末まで『あたらしいテレビ』見ましたと言っていただく機会が多く、あらためて業界視聴率トップクラスの番組だな……と!(今年はないのが残念である😢)2025年は喋る仕事が増えたらいいな〜と思って、手探りでYouTubeを始めてみたのですが、動画やPodcastでもドラマの話ができて嬉しかったです。
5月には文芸評論家の三宅香帆さんと『おかえりモネ』の聖地巡礼をするPodcast『ドラマ旅』のために初めて気仙沼に行き、9月の大阪文フリでは旅の集大成として、ZINE(キリッ)を出しました!三宅さんとは初のふたり旅、すごく楽しかった〜!!三宅さん、紅白楽しみにしてます〜〜!!!
なかでも、印象深かったのは、『僕達はまだその星の校則を知らない』の大森美香さん&岡光プロデューサーと、『ぼくたちん家』の河野Pにインタビューさせていただいたこと。今年だけでなく、今後の私のドラマウォッチャー人生の中でも時折り思い出すのであろう特別な時間になりました。
私が評価する作品の向こう側には、いつだって多くの作り手がいる。そのことは常に頭に置いてるつもりだけれど、大森さん、岡光さん、河野さんと直接言葉を交わさせていただいて分かったことが、たくさんありました。この時代になにを描くのか、どんなメッセージを込めるのか、あらゆる可能性を思考し尽くしたうえで、約50分の物語に落とし込むため、最も伝えたいもの以外を削ぎ落としていく。毎クール当たり前のように新作ドラマが放送されますが、あまりに大変な作業だ。
視聴者ひとりひとりが抱える事情はわからないけれど、それでもテレビの画面の向こう側に「わかりたい」と思ってくれる人がいる。どんよりする時代の中で「希望を捨てないで」と言ってくれる人がいる。御三方とお話をしてて、不思議と同じことを思った。心に余裕を持つことが年々難しくなっている時代だからこそ、そうした作り手の方々がいることは希望だと思います。大森さん、岡光さん、河野さん、そしてインタビューに関わってくださった関係者のみなさん、本当にありがとうございました!
2026年に向けて
宣伝やマーケティングの方も含め、今年は作り手の方とお話する機会が多く、YouTubeも始めてみたからか、もっともっとテレビドラマが盛り上がるためにはどうすればいいんだろう……私個人にいったい何ができるんだろう……と考えることが多くなった。たとえば、私のドラマウォッチャー業の9割くらいは主にコラムの仕事なのだが、基本的にWEBメディアからの依頼になるので、テレビ側の人とはほぼ面識がない。関係者の方々に発信を見てもらっている手応えもあまりないので、テレビ局や映画側の関係者の方々に「発信みてます」と言っていただくたび、え!!と驚いた。
ここらへんは上手く言葉にできないんですが、もうちょっと、やりようがあると思うんです。というか、WEBメディア依頼のコラムで、テレビドラマを盛り上げることにちょっと限界を感じるというか、今以上の広がりはないのかもなぁとも思う。なかには、批評側の人間と距離を取りたい公式の方もいると思うんですけど、それでも、もっと盛り上げられないかなぁと一発信者的には思うわけです。具体的に何をすればいいのか、まだわからないけど、来年も頑張るぞー!!テレビドラマ関係者のみなさん、良ければ試写に呼んでくださーーーい!
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あらためて、すべてのドラマ(もちろん配信含む)のすべての関係者の皆さまに心から感謝します!エンターテイメントを届けてくださる皆さまが、来年も健やかに作品づくりができますように。私たち受け手も元気でいます✊
そして二つ、告知を。年明け早々に、阿佐ヶ谷ロフトで、ドラマ評論家の成馬零一さん、フリーライターの西森路代さんとドラマのトークショーをするので、ぜひ遊びにきてください!年明け早々の大役でいまから震えています。
【イベント‼️】来年の1月、ドラマ評論家の成馬零一さん、フリーライターの西森路代さんとドラマのトークイベントに参加いたします🙇場所は『あんたが』『ひらやすみ』の聖地・阿佐ヶ谷!お二人と並ばせていただくなんて畏れ多いですが、楽しみですー!ぜひ会いにきてください!配信もあります❤️🔥 https://t.co/MjU5DV5vTF
— 明日菜子 (@asunako_9) 2025年12月15日
毎年恒例、ありまよP×明日菜子×三宅香帆の恋バナスペース、アーカイブ絶賛配信中です!年末年始の家事のお供にどうぞ!スペースで一部無料で聞けます!
#恋バナお焚き上げツイキャス2025 ありがとうございました〜!冒頭30分くらいスペースで配信しましたのでぜひ!2024年の恋バナスペースでは言えなかったあすなこのお焚き上げから始まります🤣🤣🤣 https://t.co/OCembjzOnE
— 明日菜子 (@asunako_9) 2025年12月27日
2025年書けなかった記事をできるだけだすぞ〜と今日すごい勢いでキーボードを叩いたんですが、夕方になってさすがに諦めました。2026年になっても、2025年のドラマの話をしばらくしてると思うので温かい目で見守ってください。年の瀬に駆け込みで見た『小さい頃は、神様がいて』最終回の北村有起哉さんのセリフが、とても素敵だったので最後に。
「私たちは皆幸せになるためにこの世界に生まれてきた。だから、どんなことがあっても、幸せになることを諦めちゃ駄目なんだ」
2026年もハッピーでいましょう、私たち!来年もよろしくお願いします💖