あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

【ボイプラ】デビューしてほしい9人の練習生を欲望のままに書いてみる

2023年になってからの1月、2月、3月はとにかくバタバタしていた。普段の仕事もさながら、ありがたいことに明日菜子関連がフル稼働。朝ドラは周回遅れ上等、放送中のドラマはTVerの期限に間に合わず、有料配信サービス貧乏と化している。ああっ、4月までに見なきゃ…!

そんな忙しい最中でも、木曜の夜だけは必ず予定が入っていた。会社員の私でも、ドラマウォッチャー明日菜子としての予定でもない。才能あふれるイケメンたちが“デビュー”という夢を掴むべく、切磋琢磨する様子をただただ見守る、アイドルオタクの私としての時間────────。

BOYS PLANET - Mnet


というわけで、絶賛開催中のサバイバルオーディション番組「BOYS PLANET」の話をしたい、させてください。Niziuを生んだオーディション番組「Nizi Project」を皮切りに、毎週情緒が乱れたPRODUCE101JAPAN Season2、ボイプラの前身となる「GIRLS PLANET」と、なんだかんだ大型サバイバルオーディション番組を見ていた。サバ番を見ていない人からすると、なんかこの類の番組って世間からミーハーな印象があり、他人の人生の一部をエンターテインメントとして楽しんでしまっているという自覚のある当事者は「べ、別に好きとかじゃないんだけどさ……」と天邪鬼になりがちだが、いまならいえる。好 き な ん で す。


これを書いているのは、第二回生存者発表式の前。(アップするのが遅れました)つまり残すところは、オリジナル曲を披露するコンセプトと、ファイナルだけ。しかし、いまからでも遅くない。いまから見ても絶対おもしろい。というわけで、ボイプラに関するツイートをしてもほぼ反応を示さないTLに向けて、布教ブログを書くことにした。私がみんなをMカ(歌番組です)に連れていく──────。

 

 

HOW TO ボイプラ

私の推しを語る前に、ボイプラの仕組みについて書いてみる。そもそもボイプラは「Mnet(通称Mネ)という韓国の音楽専門チャンネルが主催するオーディション番組。日本では木曜夜20:50~くらいからabemaで放送している。当選(デビューグループの)人数は9人。JO1やINIと違い、様々な事務所(無所属の練習生もいる)から練習生が参加しているため、IZ*ONEのような期間限定ユニットとして活動する。

先述した虹プロとボイプラには大きな違いがある。虹プロは韓国の超有名なプロデューサー兼アーティストのJ.Y.Parkという“神の一手”に対し、ボイプラ(日プやガルプラも同じシステム)は“スタークリエイター”という名のオタクたちによる国民投票で決まる。J.Y.ParkやAAA日高さんが味わったような生みの喜びと、失う悲しみを私たちオタクも味わうことが出来るのだ。さらに事務所管轄ではないオーディション番組のいいところは、課題曲に縛りがないことBTSもスキズもセブチも、とにかく曲が良ければなんでもあり。KPOPビギナーも番組を一通り見ればなんとなく流行りを掴むことができる。

 

国民投票”系サバ番の業

去年開催されたガルプラ(GIRLS PLANET)では、WADADAーで有名なKep1erが誕生した。ガルプラはボイプラの女の子版ということになるのだが、わりとルールが違う。

ガルプラは韓国33人・中国33人・日本33人の練習生からはじまり、最初は日中韓の3人一チームずつで争っていた。序盤はグループ単位での投票だったので、日本人のCちゃんがイマイチでも、同じチームの韓国人Aさん・中国人Bさんが人気ならば次戦に進める、いわば連帯責任システムだった。

途中からは個人戦になり、日中韓それぞれで当選人数が決まっていた。つまり人材豊富な国ほど激戦区になる。特にその弊害を受けた韓国組は、可愛くて実力のある子たちが一気に敗退した。それからはキャラの強い麗しの中華人たちが上位を占めたものの、終盤は大混戦。

今まで上位にいなかった世界的人気グループTXTのメンバーの妹が、圧倒的な1pickの強さを見せつけ、まさかの2位にランクインしたのだ。私はこのことをバヒエ事変と呼ぶ。

さらに、何度も総合一位を取っていたC枠のシャオティンが、まさかの滑り込み(9位)でなんとかデビューへの切符を勝ち取る。もちろん彼女以外の中華勢全員脱落。グローバルサバ番の難しさを痛感した。


ボイプラの場合は、韓国人練習生50人vsその他外国人(グローバル)練習生50人という第三次世界大戦を予感させるような構図ではじまった(なぜそんなことを?!!!)ガルプラと同じく韓国票50%:その他の国50%の割合で、KもGも好きな練習生を選べるが、普通に考えてG側が圧倒的に不利な状況である。もちろん投票できる人数は徐々に減っていくのだが(9人→6人→3人→1人)、自分の推しに加え、最初は「この子これから開花しそうだな〜」とか「グループにいてほしいな〜」とか、なんなら「票余ったからとりあえず名前わかる子いれるか〜」という余力があれど、ピックが減るたびにその余裕はなくなっていく。すでに6人の時点で余裕はなかった。

ちなみに、前科持ちのMネは(当たり前だが)票操作ができない。票は操作できないけど、その代わり(?)に印象の操作は出来るので、毎回自分たち都合で編集する。おかげさまで放送終了後のTwitterは、Mネvs悪編を絶対許さないオタクで地獄絵図。過激なオタクたちは「Mネ燃えろ」というけど、いまやMネが主催するサバ番が生きがいになっているため、潰れられちゃ困るというジレンマを私は抱えている。

しかし、我々スタクリはこの短期間で「デビューグループのメンバーに相応しい練習生を選ぶ」という使命を果たさねばならないため、やっぱり目に見えて頑張っている子や、グループに還元している子にどうしても惹かれてしまう。練習生の改心を待つ時間は私にはない。だから推しには問題ごとを極力起こさず、メンバーと極力揉めず、ひたすらグループ向上のために頑張ってほしいと願うだけだ。

 

超個人的!デビューの夢を掴んでほしい9人の練習生

というわけで、「デビューしてほしいと思っている人9人」をただ欲望のままに書いてみる。日プ2のとき、私は「優秀な人材は尽きた……」と思っていたのだが、ボイプラにおいてそんなことはなかった。世界は広い。

ちなみに私は、人生の推しがSexy Zoneのケンティーで、日プならヨンフン、日プ2はフェンファン最終1pickの尾崎推しで井筒裕太くんの母、BTSならグク派、セブチならジョンハン派、スキズならリノ派、去年まではJO1の佐藤景瑚さんを推していた。サバ番における信条は「ハイタッチランダムで誰が当たっても『まあいいか』と思える練習生に票を投じる」。

 


①ジャン・ハオ(中国)

大概のキャッチフレーズは本人のスペックより盛っているものだが、ジャンハオ先生の「顔最高!実力最高!カリスマジャンハオ!!!」を聞くたびに、じ、事実だ〜〜〜〜!と大声を出したくなる。身長180.5センチのイケメン、特技はバイオリン、歌もダンスもハチャメチャに上手なうえに人格者!メンバーを励ますだけではなく、ダメなことはきちんとダメだと諭すことの出来るところは社会人としても見習いたい。パフォーマンス中はもちろんのこと、お口元を手で隠されながらお笑いになるお育ちの良さを感じるところも好きです。


これまたKグループのセンターが、イケメン・ダンス上手い(しかも歌も上手い)・人格者の心技体Aクラスに加え、人気の高さもレベチなゆえに、Gグループセンターのジャンハオ先生は、同じセンターでありながらも、彼の背中をずっと追いかけるんだろうな……でも永久二番手そうなところも萌えるな……と失礼なことを思っていたんですが、グループバトル「KILL THIS LOVE」(BLACKPINK)で覚醒!御多分に洩れず、私も沼落ちしました。

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なんといっても短期間での垢抜けっぷりが尋常ではない。ボーカルマスターの歯ぐき先生も中立であるべき自分の立場を忘れて「ジャンハオが1pick」と公共の電波でカミングアウトしてしまうほど。

俺らの歯茎マスター(アカンときに歯茎を出して苦い顔をするため、そう呼ばれる)

オレーオマエ=過去、オレ+オマエ=現在、オレ×オマエ=未来という恋の方程式をラブホリこと中島健人先生が唱えていましたが、「お育ちのいいジャンハオ×セクシー=エ、エロい……」になるんですよ、知ってた?グループバトル、ポジションバトルとつづいたダークなコンセプトが超お似合い。次のコンセプトではド直球なセクシーコンセプトぽくて、いよいよ本格的に死人が出るんじゃないかと思っている。「ボイプラの生徒会長」ことジャンハオ先生のワルな姿が合法的に拝めるこの世界に、この時代に、地球に、感謝。


キム・ジウン(韓国)

すみません、顔がめちゃくちゃタイプです!!!!!!!BTSテテのような気だるさを帯びたまなざしがめちゃんこセクシー。色気ダダ漏れすぎて、スタクリたちから「歩くセンシティブ」と呼ばれている。

 

誰もが認めるボイプラのビジュアルキングですが、華やかな御尊顔からは想像できないほどの超苦労人。デビューしたのも束の間、拾われた事務所があまりにも不誠実で裁判になり、それからは新大久保アイドルとして活動していたそうな。ええ、あの新大久保です、あの新大久保ですよ。数年前に「超イケメンの新大久保アイドルがいる」とTikTokで見かけたことがあったけど、そりゃ話題になりますわ。その後はBLドラマ俳優として一躍スターダムになるものの、本人曰く、歌って踊る以上の幸せは芝居にはなかったとか……。

 

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ジウンさんといえば、レベル分けテスト時のビジュアルがこれ以上ないくらいに好きなんだけど、パフォーマンスとしては腹筋がお目見えするありがてぇ「Back door」(Stray Kids)だろうか。ラブキラは照明が悪い(でもなんでジウンが一位じゃなかったワケ!??)

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ワイルドでセクシーな魅力をギラギラと放ちつつ、穏やかな普段仕様がすごく良い。リアクションが多いタイプではないのだけれど、カワイイ系の練習生に対しては人一倍盛り上がるので、ショタコン説が囁かれ、ちぃかわおじさんとも呼ばれている。このタイプの人気者は1pickが弱そうなので、めちゃくちゃ心配ではあるのだが、あんな波瀾万丈のあとには輝かしい道を歩くしかないよね。キム・ジウン、もうアイドルになるしかないんだよ。新大久保ではなく、ここで絶対デビューしよう、ジウンがずっと望んだアイドル街道へのチケットをここで掴もう!!!!

 

③イ・スンファン(韓国)

一緒にリアタイしている友人の1pick。あまりにもスンファンスンファンいうので、私も入ってほしい願望が強くなった。絵に描いたようなブルベ塩顔代表(好きな人は猛烈に刺さるやつ)で、歌もダンスできる表情管理も抜群のオールラウンダー!オールラウンダーというと、逆に卒なくやれちゃいそうな印象を受けるかもしれないが、マジで全てがレベル高い。特に表情管理なんて最高ですね。しかし、なぜか中間層で埋もれている一人である。

 

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これまた彼も苦労人らしいんですよ……。サバ番に受かって一度はデビューするものの、期間限定ユニットのため、一年と半年くらいで(しかもコロナ禍)で解散。スンファンは個人活動をつづけつつ、節約のために10キロ歩いて、フルタイムのアルバイトをしていたとな……。お金がなくて髪さえ染められなかったらしいけど、スンファンはブルべだから黒髪が似合ってるよ……!(励ましになっていない)

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スンファンに至ってはボイプラでも波乱つづき。最初のグループバトルではメンバーをまとめることに苦戦したり(しかしリーダーとして見事な統率&悩まされた本人を励ますという人格者)ポジションバトルの曲決めでは、最後の最後に第一位のソン・ハンビン(Kグループセンター)に追い出され、ラップチームへ強制的に移動させられる。

 

↑これボイプラ史上TOP3に入るくらいに気の毒だった事件なんだけど、みんな忘れてない?


彼もラストチャンス組で、無所属の個人練習生で(つまり脱落後のデビューの可能性が極めて低い)、ダメだったら兵役に行くといっているらしいので、ボイプラが本当の本当にラスト。スンファンはシグナルソングのチッケム(個人動画)が一番盛れてると思うんだけど、友達は「Danger」(BTS)で沼落ちしたので、そちらも貼っておきます!

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④ワン・ツーハオ(中国)


かわちい。

 

もう一人の友人(サバ番の先輩)が、レベル分けテスト放送中の段階で「この子すごくかわいくない?」といっていたズーハオ。しかし楽しみにしていた放送はカット、シグナルソングの撮影も欠席。日の目をみることを信じ、三人でとりあえず毎日の投票を欠かさずにしていたところ、ジャンハオ先生と同じ「KILL THIS LOVE」でようやく少し見つかったっぽい。爽やかなジャニーズ顔からは想像できないゴッリゴリダンスも出来ちゃうほどのダンスの達人。彼にないものがあるとしたら、それはボイプラの放送分量。ポジションバトルの「LAW」が大好きなんだけど、ズーハオのパートどこ???

 

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⑤リッキー(中国)

すでに上位勢がガチガチの固定メンツになってしまってるんですけど、リッキーならば、その牙城を崩してくれるかもしれない……と期待を抱きたくなる“他校感”が堪らない。多幸感ではなく他校感。テニプリでいえば氷帝立海。とにかく主要ライバル校の顔だと思いませんか?

ハイローにオファーされること間違いなしのワイルドな顔立ちにも関わらず、実家が超ド級のお金持ちらしい。他人と波風立てたくなさそうなところもお育ちの良さを感じる。サブミッションでノンアルカクテルを作るとき(どんな課題?)も、他の練習生がアワアワする中、リッキーは優雅にソルティードッグをお作りなすってた。

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そんなリッキーのキャッチーフレーズは「𝑻𝒂𝒍𝒍&𝒉𝒂𝒏𝒅𝒔𝒐𝒎𝒆、𝒀𝒐𝒖𝒏𝒈 &𝑹𝒊𝒄𝒉」Tall&handsomeは他の練習生にもあてはまるが、Young &Richは稀少な存在。一分間の自己PRで実家の太さをアピールするのも清々しいよね、とにかく漫画みたいにキャラが濃ゆくていいんだよ。パフォーマンスはどれもリッキーらしさが出てて最高。Back  doorはスタイリングも超良かったし、覇王感が氷帝レベル。でもリッキーだけ作画の違う「Rush Hour」も良かった!

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⑥パク・ハンビン(韓国)

私が長らく「まえだまえだの旺志郎に似ている」といっていた人です。彼もまた顔良し、歌良し、ダンス良しの心技体Aクラスの人。とにかくパフォーマンスに対してのこだわりが強く、レベル差がある練習生たちをも引っ張り上げるカリスマ性がある。グループバトル「Hot Sauce」で全メンバーの振り付けを覚えて、一人一人に指導をしている姿にやられた。

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「LAW」はズーハオをはじめ、メンバーみんなが上手いんだけど、その中でも一際目を引くのがパク・ハンビン!上手すぎる、アイドルになるべき人すぎる。順位も34位→13位と急上昇していて、サバ番の醍醐味を味わえる練習生だと思う。

私はサバ番中にあまり“ケミ推し”(ジャニーズでいうシンメ、一般用語だとペア)をしない。わざわざオーディション中にケミで推さずとも、デビューしたら死ぬほどケミケミしたらええやないか……と思うタイプなのだけど、スンファン×パクビンのリーダーズケミにはすごく惹かれてしまう。スパルタリーダーとメンタルリーダーが同じチームになってTOP9を覆してほしい〜

 

 

 

 

 

 

 

 

……も書こうと思ったが、やめておく。あの子もいいし、この子もいいです、なんならその子も!と無闇にオススメする時期はとうに過ぎた。あの子が入れば、この子が落ちる。それがサバイバルオーディション番組の常。お願い、この6人とハイタッチさせてくれ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!(投票はM netのアプリからだヨ!)