あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

2018年春ドラマ一言感想

2018年春ドラマが始まり、もう一ヶ月。

毎期毎期書こうと思っていて書けなかったので、今期こそは…!!!

いつもより更にくだけています(敬称略です、すみません)

 

記載している作品以外は未視聴ですので、ご了承ください。

オススメ度も書いてみました。あくまでも今期の中で比較してます。(MAXは星5)

 

1:コンフィデンスマンJP(フジ月9)

オススメ度:★★★★★

 

長澤まさみ×東出昌大×小日向文世の痛快詐欺師コメディー。不二子ちゃん主役のルパン三世みたい。

初回が30分拡大で少しモタつきを感じてしまったのだけど、二話以降の面白さが異常。ジェットコースターのようなスピード感で、疑問に思わず作品に身を委ねることが出来たら、非常に楽しい時間を過ごせる。古沢良太ならではのウィットに溢れた言葉選びも秀逸。

この御三方の為に書かれたようなハマり具合で、今作は御三方の代表作の一つになる気がする。東出くんは間違いない。

 

2.シグナル(フジ火曜9)

オススメ度:★★★★☆

 

韓国ドラマを坂口健太郎主演でリメイク。未解決事件を、過去とやり取りができるトランシーバーを使って解決に導く。

前クールが同じようなテイスト(亀主演のファイナルカット)だったのに何故今回も似たような作品を…!(身内が冤罪で命を絶った主人公)と思っていたけど、前枠とは全く違う骨太な事件モノ。

原作の韓国ドラマが実際にあった未解決事件を題材にしてる為か、メッセージ性も強い。

昨今の刑事モノでは珍しく、一話完結ではなく連続モノなので集中力を要する。現に、暇さえあればドラマを見まくっている私は一度では理解できず二、三回繰り返し見ている(作品自体がわからないということではなく、集中力と記憶力がない)

 ちなみに主役の坂口健太郎は刑事だけど、プロファイリング専門。実際に行動を起こすのは、過去の時間軸に生きる北村一輝。坂口健太郎北村一輝への扱いが中々雑なので、もっと優しくしてあげてほしい。

 

3:花のち晴れ(TBS火曜10)

オススメ度:★★★★☆

 

みんな大好き「花より男子」の続編実写化。

どうしても前作が頭をよぎるし、前作のキャラクター(F4)も出演しちゃうもんだから、どう足掻いても前作と比べちゃうのだけど…それは原作通りなのではないかと。

イジメの問題など、少し時代錯誤感はあれど、花男イズムの面白さは2018年でも健在だと感じた。

 

井上真央ちゃんの後継者が杉咲花ちゃんというチョイスは大正解だと思うし、花ちゃんの婚約者・馳天馬を演じる中川大志くんも非常に良い。二人の共演は、夜行観覧車大好き人間としては嬉しいばかり。

私的なことですが、わたくしジャニヲタという人種なので神楽木役の平野紫耀くんの演技も見慣れていまして…。始まる前まではこの二人に肩を並べるなんて大丈夫?!と思っていたけど、今では良いじゃん?!!と思っているくらいなのですが…どうなのでしょう。むしろ聞きたい。

 個人的にはコレクト5の活躍がもっと見たい。というか、何で4人じゃなく5人になったのか、その存在意義を知りたい。今の所コレクト3というか、コレクト1でも良くないか…?(おそらく良くない)

今後、更に面白くなるんじゃないかという期待を込めての★4。宇多田ヒカルの挿入のタイミングは見直してほしい。

 

4.正義のセ(日テレ水10)

オススメ度:★☆☆☆☆

 

阿川佐和子の原作を吉高由里子で実写化。恋に仕事に生きる、新米検事のお仕事ドラマ。

いやー。日テレのこの枠ってダークな作品とライトというかチープな作品が入り乱れる枠なのはわかってはいるのだけど。だけど、今作は完全に後者。

 

事件のトリックが単純すぎて「こういうのどこかで見たな…」というのが毎回。99.9のように現場に証拠を取りに行くというのが吉高由里子のモットーなのだが、なぜ、なぜ99.9の次のクールでこの作品を持ってきてしまったんだ…!と言うくらい骨組みがチープ。

そして毎回というわけでは無いらしいけど、真実が判明する直前に何故か吉高由里子が事件現場にタイムスリップというかワープというか…その事件現場での記憶に入り込めるという特殊能力を発揮する。お前は何を言ってるんだと思うかもしれないし私も何を言っているのかわからないが、兎に角、吉高由里子の特殊能力が物語終盤に発揮される。

 

個人的に、お仕事ドラマならば緻密さが欲しいし、本当に特殊能力を持っている設定の特殊能力ドラマならばそれを全面に押し出してほしい。

女子力全開の吉高由里子というのも個人的にはミスマッチ。ツッコミどころは満載。

 

5.モンテ・クリスト伯(フジ木10)

オススメ度:★★★★☆

 

おディーン様による「巌窟王」の現代ドラマリメイク版。

初回から面白いと思っていた作品の一つ。原作を全く知らないので初見で楽しく見ることができる。原作をご存知の方にはツッコミどころが多い作品なのかも。

座長のおディーン様は相変わらず癖が強いのだけど、キャスティングするならばやはりおディーン様しかいないのでは…?!と毎回感じる。

大倉くん始め、脇を固める役者のセンスが絶妙。木10ならではの影がある作品の撮り方も良い。ツッコミしつつ次も見なくては…!という気持ちに毎回駆られる。

そしてこれ言うの何回目だよという感じだけど、おディーン様の曲が良い。

 

6.ラブリラン(日テレ木深夜)

オススメ度:★☆☆☆☆

 

日テレのライト枠。30年間彼氏無しの中村アンが記憶喪失に…気づいたら三ヶ月の時が経っており、自分の風貌も180度変わり何と会社の後輩と同棲していた…!という話。漫画実写化。

 

中村アンといえば、今や毎期必ず何かの作品で見るのではと思う程の人気女優。

何でも出来るイメージだったけど、個人的には、主役よりはバイプレイヤー…というか…飛び道具的な立ち位置の方が、彼女の良さが伝わるなぁと感じた作品。

古川雄輝くんが好きならば見たほうが良い。深夜に緩く見られるラブコメだけど、特にオススメしたいほどの要素は無い。古川雄輝くんは格好いい。主題歌が合っていない。

 

7:あなたには帰る家がある(TBS金10)

オススメ度:★★★★☆

 

山本文緒氏の小説の実写化。

一言で言うと不倫モノ。何番煎じなんだよ…!と侮るなかれ。男と女の生き方、家族のあり方を考えさせられる作品。

 

何と言ってもメイン4人(中谷美紀玉木宏ユースケ・サンタマリア木村多江)がうんんんんんんまい。非常にあっている。

綺麗なお姉さん代表の中谷美紀がオバさんを全力で演じ、その対比が木村多江というチョイスが神がかっている。玉木宏はどうしようも無いダメ男なのだけど、他人から見たら少し、可愛らしさというか、許したくなるような愛すべきバカなのが憎い。ユースケ・サンタマリアの屑っぷりも炸裂。

中谷美紀のズバズバの物言いも爽快だし、「こいつらムカつくわ〜!!」と思うところでSuperflyが「地獄に落ちてゆけ〜!!」と歌ってくれるのでスカッとする(主題歌の話)

 

8:家政夫のミタゾノ2(テレ朝金曜深夜)

オススメ度:★★★★★

 

みんな大好きミタゾノの続編。

続編を作る、というのは非常に難しいと思うけど、その期待を全く裏切らない続編。もしかしたら、ミタゾノさんはドクターXや特捜などに続くテレ朝の看板になるんじゃないかと思うほどの勢いがある。

 

松岡くん演じるミタゾノさんも非常に安定しており、男か女か何者なのかということは全く気にならなくなってしまった。相変わらずスカッとする内容で、「こうなるのでは」という凡人の予想の斜め上をいく展開。毎回楽しい。特に最新話の小説家の話は非常に面白い。

ただ、前作の相棒・ふみかすに比べると、今作の相棒・剛力彩芽は非常に色が強い。あの唯一無二のキャラクター・ミタゾノさんの相棒が、元々テレ朝深夜で主役を張りまくっている剛力ちゃんというのは蒸せそうになる。こ、こゆい、ど、どっちもこゆい…!と。

正直ふみかすが恋しい。ぐすっ。でも面白い。

 

9:Missデビル 人事の悪魔・椿眞子(日テレ土曜10)

オススメ度:★★☆☆☆

 

悪役の女王・菜々緒がついに主役!突如

大手保険会社に現れた椿眞子が、会社の闇をスカッと成敗するお仕事?ドラマ。

 

去年から新設された土22時枠という名の新設ジャニーズ枠。ライトな作品で見やすいというのが特徴だったはずが、今作は首を傾げる。

セクゾの佐藤勝利演じる新入社員・佐藤が各部署に配属され、人件費削除のためにリストラ候補を見つけてこい→椿眞子の美脚で成敗!というのが流れだけど、いまいちスカッとしない。スカッとしないスカッとジャパン。

コメディかと思えば結構闇を抱えていて、そこがどう展開するかが今後の見所だと思うけど、割と摩訶不思議な作品。佐藤勝利くんが好きならば見たほうが良い。私は好きです、ええ。

 

10:おっさんズラブ(テレ朝土曜深夜)

オススメ度:★★★★★

 

なぜか2016年の大晦日に放送していたSPドラマの連ドラ。主役・田中圭、ヒロイン・吉田鋼太郎、ライバル・林遣都という絵面も字面も強い内容。

テレ朝深夜の真骨頂とも言える今作で、ラブコメとしてもかなり秀逸。ツイッターでも言った通り、何かを伝えよう世の中に訴えよう、という意義がある作品を作ろう、作らねばという風潮の中、何の意味も持たない面白いだけの作品を世に送り出そうとしたテレ朝の心意気に感服した(褒めてる)

絶妙なテンポの脚本と、役者の全力の芝居が面白い。何なら吉田鋼太郎が只々面白い。今後の作品で吉田鋼太郎を見ると間違いなく部長姿の吉田鋼太郎が頭を過る、というよりは棲みつくのではないかと思うくらいインパクトが有りすぎる役。田中圭も最高だし、林遣都くんは特に最高(当社比)あと、主題歌がスキマスイッチなことが輪をかけて面白い。

 

11:ブラックペアン(TBS日曜9)

オススメ度:★★★☆☆

 

小説原作の実写化。

同僚の医療ミスを防ぐために、ニノ演じる天才外科医が「1000万で解決してやるよ!」ともみ消す話かと思っていたがどうやら違う…?!

三話現在、スナイプという医療器具が主役になっているのでどんな話だったか忘れてしまった。

個人的に、医療モノと事件モノはハズレなしで面白くて当たり前!と思っているのだが、今作には終始違和感…。医療モノならではのスッキリ感もなく、終始どよんとした雰囲気が漂う。

日曜劇場だからどうにかなるだろうと期待を込めての★3。こんな病院には当たりたくない。

 

12:崖っぷちホテル(日テレ日曜10時半)

オススメ度:★☆☆☆☆

 

戸田恵梨香が支配人を務める、まさに「崖っぷち」なホテルに元三ツ星ホテル副支配人の岩ちゃんがテコ入れをする話。

枠の話はさておき、放送開始までは非常に期待していただけに、非常に残念。ドラマの脚本というよりはアニメのような、ライトノベルのような…。全体的にチープ。

戸田恵梨香を始め、本業役者陣は月9も張れるのではないかという豪華さなだけに非常に勿体ない。何なら、りょうと渡辺いっけい鈴木浩介をここに使うのが勿体ない!

ただ中村倫也が好きならば見るべき。中村倫也はむちゃくちゃいい。スピンオフ作って欲しいと思うほどいい。浜辺美波ちゃんも可愛いけれど、彼女の本領はコレジャナイ感がする。

 

*****

 

一言というわりに、全く一言では収まりませんでした!

オススメ度でいうと「おっさんズラブ・コンフィデンスマンJP・家政夫のミタゾノ」が三強。しかし、★4の作品はどれも甲乙つけ難く横並びで、何なら★5とも大差がないくらい。中盤から更に面白くなる作品が多そう。

 

同じく★1、2も大して変わりはなく、ただ、★1〜2と★4〜5には越えがたい壁があるといった感じ。「いつまでも白い羽根」は二話か三話まで見ていたのですが、続きを見れず…今の所★2くらい。孤独のグルメは最早、別枠で★5です。

2018年冬ドラマにだだハマりしすぎていて、今季はなぁと思っていたけど面白い作品も多いですね!

テレ東とNHKを全くカバーできていないので、視聴作品増やしたい!と気持ちだけはある明日菜子でした。